雨月の夜に、灯を消して。

精神科に通いながら推しを推す成人済女の寝言。

2024-01-01から1年間の記事一覧

今年がおわる。

これを書いているのは病室のベッドのうえで、それもきょうが最後。 このブログをはじめたのは入院中。こうして年末ですね、と書こうとしている場所も病院…なんだか、なんともいえない、という一年だった。 (もちろん得たものもあるので文句は言わない) 年末…

感情を表に出すということ

わたしは、もっと怒ってもよかったのかもしれない。と、思った。 前の記事で書いた役所の人のこと。 あの日のことは、数日経った今、記憶が抜け落ちているというか断片的にしか残っていないというか、現実味がないというか、…まあ、忘れる、ことを脳かこころ…

なにかがガリガリ削られる。

退院後、入院前に体験に行っていた作業所を利用することに決めたので、それに関することや、今までに利用していた福祉サービスの担当の方が一挙に集まって、方針のすり合わせや意見交換をしましょう、みたいな場が設けられた。 そのメンツのひとり、役所の福…

すきなことをできるまでの回復とは、、

物語に支えられて生きている。 ちいさな頃から好きだったし、 経験不足をどうにか補おうとしている面もあるとも思う。 余談ではあるのですが、以前知人に普段なにしてんの?と聞かれ、 「漫画読むか、アニメ観るか本読むか…映画観るか?」 と答えたら、 「ふ…

わたしを褒めて。

よく、がんばったね。 と、言われたい自分がいる。 そしてその自分のことを、ものすごく嫌いに思っている自分もいる。 褒められるほどのことをしているのか。 むしろ日々誰かしらに迷惑しかかけてないだろ。 そう、自分に言い聞かせるのは、手に入らないのは…

つながりの希薄さをえらんだのも自分なのに

人間関係が希薄だな、と思う…というか、人間関係の維持がへたくそだな、と思う。 いろいろと考えすぎて連絡ができない。 そもそも、どのくらいの頻度で連絡していいものなのか、悩んでしまう。 ちょうどいい加減がわからなくて、仲よくなりたいと思う人ほど…

アクリル板(概念)越しに世界をみる

嫌われたくない 呆れられたくない 見捨てられたくない そういう、自分が認めたくなくて、けれど確実に存在している感情を持つ自分自身を、外面の自分がアクリル板(もしくはガラス)越しに見ているような感覚が、わりと常にある。 自分と自分が切り離されてい…

作った覚えもない流れに流される

お腹が弱い。 すぐ消化不良を起こす。 それはいい、このよわよわの腹とも長い付き合いだし。 ただ、 すぐお腹を壊す→外出先でお手洗いにこもる→長距離移動なんてもってのほか→そのうち移動の緊張感でさらにお腹が痛くなる の、悪循環に陥っている。とてもよ…

またすぐに泣き言を言う自信はあるけれどとりあえず。

フラッシュバックというものに、振り回されたくない。 と、思わないわけがない。 けれど、それは突然やってくるし、自分の意思とは関係のない。外的要因で引き起こされることも多い。 だからといって、無刺激の生活なんておくれないのだから困ってしまう。 …

同居(?)奇譚

開かない窓の外に、クモの巣がある。 巣の家主(要するにクモ)もいる。 けれど、も。 このクモ、毎朝気がつくといなくなり、夕方頃ふと見ると戻ってきている。 …出勤(※狩り?)している? 果たして今、巣にいるのが、はじめて見つけたときと同じクモなのか、ど…

自己基準が我ながら摩訶不思議

ある日突然、裁ちばさみがさわれなくなった。 前の日まではなんとも思っていなかったのに、いきなり。 こわくてたまらなくなって、 視野に入ると不安でたまらなくなって、 なぜかというと(自主規制)だからだと思うのだけど、とにかくこわくて視野にいれるの…

ショート状態、続く、のち

思えば地元にいた頃は、人間関係がほとんどなかった。 あって家族(とも、数年ほとんど話さない時期があった)、その他身内、主治医と心理士さん…たまに数少ない友人。そのくらい。 作業所に通うようになってからも、基本的にはそこは変わらず、狭い世界で生き…

斜めに受け取ってる自覚はあるけれど。

ここ数回、診察のたびに努力、というワードが出る。 フラッシュバックの頻度が増えたこと。 どこにいても落ち着かないこと。 そういうことを話したときなんかに、そのワードは出る。 安全基地だと思える場所を作るために努力をしてみて(デイケアにもう少し通…

まずは自分がそれと向き合うところから、か。

メンタル面の不調で療養中、と相手に伝えたら、自傷行為などの傷跡はあるか、と聞かれた。 と、だけ書くとあれですが(実際はもっと丁寧であり、こちらに最大限気を遣っていただいたであろう文面でした)。 うまれてはじめてこういう方向性の質問を受けたので…

堂々巡りの堂々巡りの堂々巡り…

「介護 家族 崩壊」 で、検索をかけている自分がいる。 かけたところで得られる情報はもう知っているし、じゃあなんで検索をするのだろう。 自分だけじゃない、と思いたいのか。 わたしは離れて暮らしている立場で。 でも、だからこそ同居している家族が息抜…

鬱陶しいってじぶんでも思うよね

わたしばかりが、母の顔色をうかがっている。 顔色をうかがって、言動にいちいち反応して苛立って落ち込んで傷ついている。 そしてそれが母には鬱陶しく、意味がわからないと言われ、余計に傷つく。 離れなければ、と思う。 依存しすぎないように。ちょうど…

わかんない。

向き合おうと思っていること。 向き合わなければいけないと思うことがある。 それは、今まで見てみぬふりをしてきたものでもあるし、触れるのが怖いから遠ざけていたものでもある。 けれど、いつかは見なければいけない。 と、いうか。間接的に見てしまう出…

空虚。

話を聞いてもらおうと、 助けを求めようと電話して、けれど結局大丈夫なふりして用件だけ伝えて電話を終えた。 なにやってるんだろう。 どうしたらいいかわかんなくて抱え込めなくて、でも家族はもっといっぱいいっぱいだからわたしも手助けしたくて、でもわ…

胡乱。

「まずは三ヶ月がんばってみて」 は、退院したとき先生に言われた言葉。 そして先日、閉鎖病棟を退院して三ヶ月が経った。 早かったような。長かったような。不思議な感覚です。 退院したとき思ってたのとは、かなり違うかな。 だって仕事やめてるとは思わな…

あこがれ

午後3時のコンビニエンスストア。 ピンクのワンピースを着た彼女は、堂々としていて眩しかった。 好きな洋服を着て、 とびきりかわいい髪型にして、 蒙◯タンメンを持った彼女… その姿を見たきょうだいは一言「超人生エンジョイしてるな」 わたしもああなりた…

夜。

5月19日。入院は回避している。 けれど、ずっと休んでいた職場(と言っても作業所だけれど)をやめることに。 無職。 高校を出てから短期のバイト複数を経て作業所に通いはじめるまで数年間ずっとそうだったけれど、また振り出しに戻る、のような感覚。 そして…

きゅうくつな箱

あたまが感情をシャットダウンした。 そうしたら動かせるはずのからだが動かせなくなった。 動けるだろ、動かさないだろって自分が言う。 動かせない、そう決めつける自分が嫌で、そのうちに呼吸までうまくいかなくなって、なんとか起き上がったけれど今度は…

春眠なんとやら。

気がつけば退院してふた月。 再入院のはなしが出てきている。 精神状態が入院前に戻りつつあるのが、端から見てもわかるらしい。 なんなら、入院前にあった睡眠の問題が解消されつつあるから前よりは動けてしまって、結果よからぬ事態になっている。 困った…

板挟みyeah

正気を保つために、正気とは思えないことをしている。 自覚はある。 けれどやめられない。 わたしはきっと羨ましいのだろう。 素直に口にできる人が。 思っていることを。不安を。不満を。 誰かに打ち明けて、誰かに素直に助けを求められる人が。 受けとめて…

じぶん、に現実味がない毎日。

起きて朝ごはんを食べたところで記憶が途切れて、気がついたら布団のなかで寝ていた。同じようにごはんを食べて服薬したところまでは覚えているけどそのあと数時間記憶がなくてまた布団で寝ていて、どうもその間に洗濯物を干していたらしい。(母に聞いて後々…

矛と盾

○日にあそこに行く約束をした ★月のあれ観に行きたいチケット取らなきゃ! ◇月に人と会う約束した楽しみ ♡月に受注したグッズが届くぞー! そうやって先々のたのしみな予定を立てたり約束をするのに、正反対な行動ばかりしている。 ほことたて。 ほこたて。 …

うつつ。

4/13 20:00頃 昨晩からぼけーっとしていた頭がようやくすっきりする。 (余計なぶんの)薬がやっと抜けたのか もしくはやっと薬が効いてきたのか 全然別の要因なのか 原因がわかってるけれど逃れられないこと、に立ち向かうのはしんどいことですね。 いや、世…

いち、からいちに。

閉鎖病棟からシャバ(笑)に出て、気がついたらひと月経っていた。 早かったような、そうでもないような、不思議な感覚です。あまり現実味もなく、ふわふわしている感じ。 現状としては、入院前と大きく改善した部分はないし、むしろ問題が洗い出されて向き合…

52ヘルツのクジラたち(町田そのこ/著)

「52ヘルツのクジラたち」(町田そのこ/著)を読み終えました。 なんて寂しくて、苦しくて、それでもひたすらにやさしくあろうとする。そんな物語だと思った。 愛、ってなんなんでしょうね。人によってかたちは違うもので、正しいかたちなんてなくて(明らかに…

せかいがもやがかってるから逃避。

昨日言ってもらったことをすでに忘れている。 正確に言うとぼんやりとは覚えているのに、詳細がつかめない。 手伝ってもらって、自分のなかでわちゃわちゃになっていた感情を少し整理して言語にして、だから大丈夫だって思ったのに、今日もわたしは動けなか…