雨月の夜に、灯を消して。

精神科に通いながら推しを推す成人済女の寝言。

なにかがガリガリ削られる。

退院後、入院前に体験に行っていた作業所を利用することに決めたので、それに関することや、今までに利用していた福祉サービスの担当の方が一挙に集まって、方針のすり合わせや意見交換をしましょう、みたいな場が設けられた。

 

そのメンツのひとり、役所の福祉課の方。

事前に「なんというか…圧が強いというか…なんというか…」と聞いていた、のですが。

 

ほんとうに圧が強いというかなんというか。

なにかを聞かれれば聞かれるほど。

それに答えれば答えるほど。

わたしのなかのなにかがすり減っていく感覚になったというか、なんにも響いている気がしないというか…。

 

端的な言葉で言うと、責められている気分になった、というか。

 

先方にそんなつもりはおそらくなくて、だからわたしの受け取りかた、とらえかたの問題だとは思う。(悲観的なうえに被害妄想癖がある…)

 

覚えてなくてすみません

こんなこともできなくてごめんなさい

わがまま言ってすみません

家から出ようとしなくてすみません

入院してごめんなさい

 

生きててすみません

 

もはや、なにを言われたかなんて覚えてなくて、終始頭のなかを「ごめんなさい」が占めていた。

 

 

そして、この集まり(?)が、入院中でよかったと、心底思った。

 

他の患者さんがいる。

看護師さんがいる。

閉鎖病棟である。

 

わたしにとってそれらは、なんとか自分を抑えるストッパーになってくれるものだから。

今は守られている、と思うことが必要だと思うから。

そうじゃなきゃ、到底耐えきれなかった。

 

 

 

しかし、もう二度とあの人には会いたくない。

福祉サービスを利用させていただく以上、そうもいかないのかもしれませんが。

窓口で会うかもしれないもんな。やだな。

 

 

利用者に罪悪感や恐怖心を抱かせるってどうよ、と思わなくもないわけで…けれどきっと、世間ってそんなもん。なんですよね。