雨月の夜に、灯を消して。

精神科に通いながら推しを推す成人済女の寝言。

いち、からいちに。

閉鎖病棟からシャバ(笑)に出て、気がついたらひと月経っていた。

早かったような、そうでもないような、不思議な感覚です。あまり現実味もなく、ふわふわしている感じ。

 

現状としては、入院前と大きく改善した部分はないし、むしろ問題が洗い出されて向き合わなければいかないことが増えたような気もする。

復帰するはずだった仕事のようなものにも行けないままの日々です。

…一歩進んで三歩下がった、感じ。

 

 

四月一日、朝早く街に出たら、新入社員のような人たちがたくさん歩いていた。

わたしにはないもの。わたしができなかったもの。自業自得だけれど、眩しくて、眩しくて、直視できなかった。

 

 

 

 

…そんなこんなで落ち込んだりしつつも、改善した部分はなくとも得たものはあったので、わたしはきょうもとりあえず生きています。

 

「とりあえず三か月、おうちでがんばってみて」

 

は、退院前の担当医の言葉ですが。

そのときは三か月かー長いなーとか思ったけれど、ひと月経ってみるとそうでもないような気もしますね。

ここからが長いのかな。

家族も、わたしも、まだ距離感を模索していて、ぶつからないように、ぶつからないように、と過ごしているけど、時間が経つと緊張も緩む…そのときに、冷静でいられるか。

 

得たもの。

誰かに、きちんと助けを求めること。

 

それらを忘れないようにしたい。

 

 

きょうも一日生きた。

とりあえずはそれでいい。